天才チャートの押し目買い、戻り売り、どちらもMAの向きやチャートの形状が最高の時ってありますよね。
そんな自信の持てるタイミングでエントリーしたものの、逆行され、大きめのドカン負けをたびたび食らっていませんか?
逆行を耐えた結果、利食いできることも相場ですから多々ありますが、必ずどこかで戻らないこともあります。
すると耐えた結果は、ドカン負けになってしまいます。
今回の及川先生の実践トレードでは、
が示されています。
結論の一つとしては、
1回損切しておかないと切れなくなるリスクが高くなる
です。
では、ここから及川先生の実践トレードをよく見て、エントリー前の見立て、入るポイント、追加するポイント、損切、決済、それぞれの考え方をつかんで、自分のものにしてしまいましょう。
見て、頭に入れて、実践で試すを繰り返すのが、FXで億を稼ぐ人の思考や技術を得る早道に違いありません。

動画を見たら、ここからは、トレンドの見立てや各通貨の動きを意識しつつ、じっくりと及川先生の実践トレードを振り返ってみましょう。
中国指標の悪化による影響と見立て
2022年5月16日(月曜日)16:02
- 16:02見立て(中国指標悪化・オージー、ドル円↓、ユーロポンド↑、、ということで「上がったら売り」)
- 16:18ポンド円ショート2発、その後、調整で1発追加、合計3発
- 16:27ポンドドルショート3発
- 16:28全ポジション損切(マイナス205pips、マイナス635万円)
- 16:29ポンドドルショート6発
- 16:30ポンドドルショート4発追加・合計10発
- 16:31ポンド円ショート4発追加
- 16:59全決済・プラス約300pips


(11時の)中国の指標が悪くてですね、オージーっていわゆる資源国ということで、中国がくしゃみすると風邪ひくみたいなところがあって、そういう影響なのかもしれません。


東京時間11時に発表された4月中国小売売上高の予想は、-6.1%だったのに対し、実際は-11.1%でした。これがサプライズとなり、ドル円や株価が大きく下落したのでした。それほど上海ロックダウンは世界的な影響をもたらしています。緩和など明るい見通しとなるニュースは上げ、こうしたネガティブなものは下げ、いずれも大きな動きとなりやすいので注意です。




だから、まぁ方向的には、そういったファンダメンタルズなので、上がったら売るってことですかね。


こういう所でやると、逆行された時、ノーポジだったら売る場所になるので、切れなくなります。相場ですから、さらに逆行されることもあり、そういったときにドカン負けを食らいます(何度も経験済み)。もちろん勝てることも多々あるのですが、絶好の売り場でも切ることを視野に入れる必要があるでしょう。及川先生のようにここではやらないと決めるのが一番かもしれません。
見立てに沿って、まずは打診ショート






最初のエントリー。欧州時間の主役はポンドかユーロ。ポンドは弱く、ポンド円、ポンドル、どちらも戻り売りの絶好の位置。ドル円もショートの形。ユーロは強いが、ユーロ円ではまだ上位足MAが上にいる。このショート2発は、少し早めですが、さらに戻る場合に足すことを視野に入れた打診的なエントリーといえそうです。


もうちょっと、、含み損になってもいいから上がんないかなー

ポンド円のショート3つですね。ここから始まります。
いやー、もう1回上がってもらって結構なんだけどなー。

及川先生は、100万円という額面をよく意識されています。通貨ペアにもよりますが、およそ35~45pips獲得で到達する額面です。ここは、このままポンド円が下落してしまうと、2発ではなかなか額面逃げできない。従って1発追加したということかなと思われます。



ちょっと不謹慎な話をしますと、今日は本当に額面逃げをします。
なんでかって言うと、香港のK氏が、今、シンガポール来てるんですよ。
ちょっとナイトライフに向かいたいなって思惑もあったりするわけですね。
で、もうちょっと引っ張れるかも、みたいなことは言わずにきっちり額面で逃げたる、、、そんなイメージでいるんです。
けど、そういう舐めた考えのときに限ってピンチになるというね。
絶好の位置での戻り売り

ポンドドル、、うぅ、うわ強いな。



ポンドドル3つのポンド円3つというふうになりました。
16:30前なので、ちょっとおっかないんですけど。
相場ですから、ここから全上げに向かう可能性だって、当然ないわけではない。

これ以上ないくらい絶好の位置での戻り売り。でも実際には、結構な勢いで戻ってきましたので、相当おっかないです。


ポンド円は、緑カクカク線(15分足MA10)を上抜けてしまいました。


ドル円も緑カクカク線を上抜けました。だったら、ホニャララドルは少し弱くなって然りだが…



ユロポンは陰線。ユーロが伸びてるわけじゃないのに、ユーロドルはものすごく伸びてる。だったら、ポンドドルはさらに伸びている?

もっと上からですね、もしするとしてですね。
あと、30分までは何もしないです。

ぐわー、大きな陽線。まだ上に上位足MAはあるけど、、、
損切直後の視点に注目




全上げじゃないですか、、

損切りです、すごいなぁ。ただしここでは、入らないです。
いやー、これ入っちゃってもいいのかな。

最初のエントリーから10分ほどの出来事でした。100~200pipsなんて、簡単に持っていかれます。ただ、普通ならここで呆然とするところですが、及川先生、再度ショートに入ることを考えています。常に「今からやるなら?」という目線を持つことがポイントですね。








決断早っ!一瞬の決断で再度ショート。本数は倍の6発。ドル円↑、ユロポン↑、、ポンドドルは、上位足MAを超えたものの、ヒゲを出して割って確定し、30分を迎えそうです。
見送るポイントと直後の対応



ドル円が強いからか、ポンド円は見送られました。

抜けきらなければ、降りてきます!

ポンド円を見送った分、ポンドドルを4発追加されました。私も取り戻しトレードはよくやりますが、本数が増えるので、ビビらないよう練習が必要です。基本的に最初の損切分の倍程度の本数を入れます。短時間で取り戻せるメリットの反面、短時間でさらに損失を増やすデメリットがあります。それらを踏まえても、長くエントリーしているリスクの方が大きいと及川式では見ているのですね。

30分をまたぎます

ぶち上げないとなると、、、おっかないなぁ、、


このドル円の陰線を見て、ポンド円もショートで入ります。

ヒゲ高値あたりから売って、抜けたら損切、、みたいな形しなきゃかなぁ。

ドル円は陰線が出ましたが、まだまだ怖い形。ここでのポンド円の追加は、相当怖いです。これは、東京時間に円シリーズが中国経済の影響で大きく下落という背景がなければ、どうだったでしょうか。
少しだけホッとする時間



ポンドドル、ポンド円、どちらも2本連続で陰線を形成中。ちょっとだけホッとする時間でしょうか。もちろん、まだ全然、気は抜けない状況です。損切までは10分ほどで、再エントリーからここまでさらに10分ほど。この10分はすごく長く感じるでしょうね。



これ時間かければ降りてくるパターンかな。

及川式では、オージーを先行指標として見ることもあります。この場合、円シリーズもドルストも1時間の逆行上位足に揃って跳ね返されています。オージードル、オージー円、どちらも下げそうですが、そうなればポンドドル、ポンド円も下げて然りです。

決着へ向けて…本来なら





これはぜひ覚えたいフレーズですね。【上に行こうとして、行けないで、やっぱり下、、、は、とことん下がる可能性アリ】もちろん逆も然りです。


もっと引っ張んないと「ゆるさん」みたいな気持ちもちょっとあるんですよ。
時間切り替わりギリギリで決着!



結局、30分の区切りを目いっぱい粘っての決済です。マイナス200pipsの損切からプラス130pipsほどの獲得というところでしょうか。私は、このpips幅の感覚を意識するようにしています。100pips損切したとしても、次は本数を増やして100~140pipsとれないかなといった具合に意識しています。
今日のポイント





これでまた上に行ったら売るっていう形、、、ここから本当の戻り売りをやっていいところなんじゃないかなーって思います。
僕はもうやりませんけどね。
六百数十万確定損からのね、ただ僕はドテンは、考えてなかったんですけど、損切りしないで耐えちゃうわけにはいかない。
これ一回切って、、これ結果的にですよ、切ってから入り直してるんで、ロスしてるんですけど、、もしかしたら入り直さない方が良いって決断をした可能性もあるわけですよ。
その時はドテンを考えなきゃいけなかった、、かもわからないんですが、
で、切っておいて入り直すじゃないですか、、そうすると切らないでそのまま耐えると、
例えば、600万円のマイナスが500万に減った、400万に減っただと、チャラ以上になるまで切りにくくなっちゃいますよね、メンタル的に。
で、僕の場合は600万だろうが500万だろうが1000万だろうが、損切った後に入り直したそのポジションをどう割るかってやると、
その前の失敗したトレードの引きずった含み損があると、その決済の判断がわかんなくなっちゃうんですよ、僕の場合はね。
で、その新しく入り直した方のトレード自体をどうするかっていうことで、、


切ってといて良かったなー(笑)

チャラで一旦終わるって形をとったんじゃないかと思うんですよ。
要は、入り直したトレード自体をどうするかっていうふうにしとくのに、
その前の1回やられた部分については、切っておいて、それは、もう別勘定と、、、
だから、600万の確定損でも、この後からやったトレードは、状況が悪ければ300万とかで切って、そうするとマイナス300万じゃないですか。
もし300万で利食いしてたらですけど、、、で、それはそれなんだと。
そうしないと全戻しするまで決済しませんっていうことになると、、もしこれがやっぱり上トレンドで強かったりすると、もう二度と損切りできなくなっちゃうリスクが上がる。
切っといて、次にやったトレード自体をどうするかっていう、
えーまぁ、こんなのも言い訳っぽいですけどね。
一応そういうことで、でもドテンは今日はよほどのことがない限りしなかったかな。
ただ、危なかったんで1回切ったんですけど、切った後に見て、上に行けなさそうなので入り直したっていうプロセスは、案外大事なんじゃないかと思う次第です。

思っていたのと違うとなれば、まず切る!そしてノーポジの状態で「今からやるならどれ?」を考える。及川式のそんなスタンスを身につければ、全損するまで握りっぱなしという最悪の状態を回避し、リカバリーのチャンスを何度も得られるようになるのではないでしょうか。
その後のチャート








まとめ
今回、中国指標によるチャートの動きから、ポンドやオージーは、「上がったら下げ」という見立てでした。
この見立てをするためには、前の市場でどんな背景があって、どういう動きをしたかというのを捉えておく必要がありますね。
私は、ザイFXなどのニュースサイトでおおよその背景を知り、ドル円を中心に動いた理由を自分なりに見つけて、見立ての精度を高めようとしています。
そして、何よりも今回重要なのが損切でした。「一度、切っておく」、、時間の切り替わり、行って然りが行かぬとき、イメージにない動き、、、
一度切って、ノーポジの状態でエントリーを再検討します。
確かにスプレッド分の損失はありますが、これを身に着けることで、絶望的なドカン負けはなくなり、しかも取り戻すチャンスが生まれます。
ただただ耐えて、どこかで必ずやってくるドカン負けや全損に向かうより、1回切って、次のチャンスを狙う方がどう考えても健全です。
その結果は、毎月数千万円もの利益をFXから上げる及川先生の実践が物語っています。これをマネしない手はありません。
当然、簡単に真似できるものではありません。だからこそ、見て、覚えて、自分のリスクを張って、身をもって体感して学ぶ、、、を繰り返すしか私にはできませんし、それが唯一の道だと感じています。