損切が、ついつい大きな負けとなっていませんか?
損切しなければ、絶望するほどの大きな負けが、必ずどこかでやってきます。その苦しさは、一度や二度なら経験値となりますが、そう何度も味わう必要はありません。もちろん、味わいたくもありません。
でも、ご安心ください。今回は、及川式基本トレードでの明確な損切ポイントを知ることができます。
この損切ポイントを常に意識するように練習して、自分のものにすれば、損切分は1、2回のトレードで取り戻せる力が持てるようになります。
そうなれば、損切も怖くなくなり、行くべき時に行けるようになります。あとは目の前のチャートに向き合うことを繰り返すだけです。
この損切ポイントの結論は、
です。ドル円、ユーロポンドを強弱の中心指標として監視し、その動きから「逆に動いて然り」と判断したタイミングで損切します。
そこで損切できれば、大きな負けとなることは絶対にありません。
また、その損切ポイントはドテンするポイントともなります。
損切した直後に、損切分を取り戻し、さらに目標金額まで逆転勝利するドテン技術を学びましょう。

ここからは、及川先生の実践トレードをじっくりと見ていきましょう。
及川式の基本トレードでポンドドルをショート!
2021年4月1日(木曜日)16:00
- 16:00
(4:46)及川式基本トレード(ユロポン↑で、ドル円↑、ユーロドルがさほど強くない、、ならばポンドドルは弱くて然り)ということで、ポンドドル3発のショートエントリー - 16:02
(5:37)さらにポンドドルショート2発追加。合計5発に。 - 16:13
(6:41)一気に伸びて然りのはずが伸びない。ドル円が弱くなってきたので損切。42pips、150万円ほどのマイナス




「ポンドドルは下げて然り」ということでポンドドルショート3発!

チャートの形も最高にいいですね!これは利食いできそう!さぁ、どこで利食いしましょう?
ココが損切のポイント



ドル円が強かったことがポンドドルショートの根拠の一つでした。ドル円は大き目の陰線を形成中ですが、足の確定を待つことなく、切っています。
欧州の16時スタートは、及川式の基本トレードで「行って然り」でも、万が一行かぬ時は、逆側に強くなる展開を疑うことが重要です。

なるほど!ドル円もポンドドルも、緑カクカク線(15分足10MA)を強めのローソク足で抜けてますものね。そうなったら、悔しいけど損切ですね。
損切直後の乗り換えトレード
- 16:13
(7:06)ドル円↓・ポンド円↓・ポンドドル↑・ユーロドル↑・ユーロポンド↑
ユーロドルの陽線がさらに伸びていく状況で、ユーロドルロング5発に乗り換え - 16:15
(7:36)ユーロポンド3本連続陰線・ポンドドル陽線・ドル円↓・ポンド円は崩れず
ここでポンドドルロングを3発追加
さらに、ドル円の復活を期待して、ポンド円ロング3発追加 - 16:16ユーロ円3本連続陰線
ここでポンド円ロング2発追加
ユーロドル陰線・ドル円下げてこない・ポンドドル陽線
ここでポンドドルの陽線が少し伸びた所で、ポンドドルロング2発追加 - 16:25
(8:51)ユーロポンドは陰線ながらも下ヒゲで下げてこない。ユーロが強い側なら仕方ないということで、ユーロ円ロング5発追加
以上で、ユーロドル、ポンドドル、ポンド円、ユーロ円を各5発ずつロングで保有 - 16:29
(9:49)全ポジション2発ずつ残し利食い決済
1回目の損切マイナス42pips、150万円からプラス28pips、60万円になる。この時点での含み益は58pipsほど。 - 16:552回目の決済。16時台の最後の5分足
ポンド円陽線・ユーロポンド↑・ユーロドル↑・ドル円弱くはない。ここでポンド円が少し伸びたタイミングで全決済。
結果、272万円、100pipsオーバーを16時台のトレードで獲得。
乗り換えトレードの全容
















少なくとも円シリーズでは動いていない。






これで、最初のポンドドルショートの損切後、ユーロドルとポンドドル、ポンド円を5発ずつで、合計15発のロングエントリー。

ユーロを買うしかない!








つまり、ユーロはもちろん、ポンドも弱くないという状況は変わらない。

最初の損切でのマイナス150万円から、プラス60万円になりました。つまり、70pips、210万円ほどを利食いしています。
今、ポンドドル、ユーロドル、ポンド円、ユーロ円をそれぞれ2発ずつロングで保持しています。含み益58pipsほどを残し、16:30を迎えます。
耐えることを決意した理由とは?

含み益は58pipsあったのが、14pipsほどになっています。形的にはちょっとピンチのように見えます。






及川先生的には、「ここは買う所なんだよなー」ということで耐えることを決意されます。
16時台の最後の足へ向け最終チェック

ポンド円は、緑カクカク線を一時下割れしたものの、再度すぐに上抜けし、大き目の陽線を形成中です。
全体の含み益は、16:30前の58pipsに戻ってきました。


ポンド円、ポンドドルが陽線、ユロポンは強め陰線、、、

だけど、ポンドドルは陽線だったので、ポンド円、ポンドドルのロングは、ちょっと安心です。

最後の5分足の始まり

及川式は、欧州、ニューヨーク時間は、30分の時間切り替わりを目安にトレードを刻むのが特徴(東京時間は、1時間)




直近の実体を上抜けようとしています。

16:30前の58pipsの含み益を更新し、74pipsまで伸ばしました。
16:45には一時、14pipsほどまで含み益を減らしたいたのですが、耐えるという判断が的確でした。

まとめ
ポイントは、
1回目のトレードは、行って然りでしたが、伸びませんでした。
ドル円とユーロポンドの動きを中心に他の通貨の動きを見て、損切とほぼ同時に乗り換え、追加しています。
初心者には真似しにくいかのようなトレードですが、1回目の及川式の基本トレードは、真似できるはずです。
今回は、「行って然りが行かない」だったので、損切となりましたが、乗り換えはできなくても、あの場面での損切は判断できるようになっておきたいものですね。
私としては、基本トレードを愚直に繰り返しつつ、徐々に乗り換えや分割決済も練習して、及川式トレードのスタイルに近づいていきたいと思っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。